期待される子宮筋腫の新薬

新薬

今日は、今後の子宮筋腫の治療法に大きなインパクトを
もたらす可能性がある、重要な最新情報(2018年12月時点)を
お伝えいたします。

これは、現在世界中で開発/臨床試験/承認申請が進められている
子宮筋腫の新薬に関する情報です。

これまで子宮筋腫の主な原因となるものは過剰なエストロゲン
だと考えられてきたのですが、エストロゲンによって
影響を受けたプロゲステロンも子宮筋腫の形成に大きく
関わっていることが数々の研究で明らかになりました。

そこで、エストロゲンとプロゲステロンの作用を阻止することで、
子宮筋腫の形成や縮小に効果を発揮する新たなステロイド剤が
開発されています。

この薬は英語で「Selective Progesterone Receptor Modulators (SPRMs) 」、
日本語では「選択的プロゲステロン受容体モジュレータ」などと呼ばれています。

この薬は数種類あり、その主なものにUPA (ulipristal asetate)、
日本語ではウリプリスタル酢酸エステルと呼ばれるものがあります。

その主な作用は、筋腫の細胞の増殖を抑え、アポストーシス(細胞死)を誘導し、
細胞外基質の沈着を阻止するというものです。

現在、この薬はヨーロッパとカナダですでに承認され、
実際に子宮筋腫の治療に使用されています。
米国ではFDA(食品医薬品局)の許可が下りていないため、
まだ使用されていません。
日本では、武田薬品工業とライセンス契約を終結したあすか製薬が、
「レルゴリクス」という製品名で厚生労働省に製造販売承認申請を
行っています。

将来は、この薬によって子宮摘出手術が大幅に減り、
特に妊娠を望んでいる女性への投与が増えることが期待されています。

実際のところ、この薬の治療によって子宮筋腫を克服した女性が
その後妊娠に成功した比率は71%で、生まれた赤ちゃんはすべて
健康体だったという研究結果も出ています。

主な副作用には頭痛や腹痛が報告されていますが、副作用が
かなりひどいケースは少ないようです。
ですがこれはステロイド剤であることに変わりはないので、
長期的な影響など、今後はさらに多くの研究が必要とされます。

このウェブサイトでは、将来この薬による治療を受けることを
お勧めするものでは決してありませんが、ここでは子宮筋腫の
最新治療法として世界で注目されている事実を紹介させていただきました。
この薬に関して新たな情報が入りましたらまた報告させていただきます。

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